パリオリンピック2024開会式の聖地巡礼マップ完全まとめ(パリ旅行の予習復習に!)
めっちゃ検索したけど『これ!』というパリ五輪開会式の巡礼マップがないので自分でまとめました。
Notes: for Non-Japanese speakers
We Japanese OTAKUs often use the term “sacred place pilgrimage,” and in this article, the words refer to a “spiritual journey to visit real-life anime filming locations.” (Of course, this time I’m not talking about anime, but this way it makes more sense to Japanese people.) This is not the original religious meaning, so I apologize if I caused confusion by automatically translating my Japanese text
まずは開会式動画
オリンピック公式Youtubeフルバージョン
開会式全体にわたって物語があるのでフル尺動画での閲覧をおすすめします!(残念ながら公式チャンネルのハイライト動画=時短バージョンには物語のシーンがほとんどカットされているのでおすすめできませぬ。)
一番のおすすめは、
私の一番は覆面の聖火ランナー!冒頭から最終章までご出演。パリ中の重要建造物の屋根の上を飛んで、劇場やヴィトンのアトリエ、ルーヴル美術館の中に侵入。終始佇まいがめっちゃくちゃかっこよくて日本の絵描き界隈では「聖火の人がかっこいい!」と大バズりでした。
#聖火の人 」(インスタ: #聖火の人 )このハッシュタグでたくさんのファンアートが生まれました。しまくまの姉も描いてました笑
(旧Twitter)で日本のオタクたちを夢中にさせた「他にも、ミニオンズがモナリザを強盗、オペラ座の怪人、ムーラン・ルージュ、レ・ミゼラブル、ジャンヌダルクを彷彿とさせる全身メタルの騎士(セーヌ川の女神セクアナという説もあり)がセーヌ川を渡り世界中の国旗を従えて大舞台に登場するシーンは圧巻!月世界旅行、星の王子さま、マリーアントワネットが投獄されていた建物とヘビーメタル、Aya Nakamura、レディ・ガガ、Rim’K、ドラァグクイーン、雨に打たれるピアノと炎上するピアノ、クラブ化したセーヌ川、セリーヌディオン、エッフェル塔がシンゴジラみたいなすごいビームを出すなど、最初から最後まで、本当にいろんな音楽とダンスと物語がいっぱいです!
各章タイトル、動画開始位置
↓動画の開始位置にリンクを貼りました。
00:04:31 開幕 | Ça Ira | うまくいく |
00:13:12 第1章 | Enchanté | はじめまして |
00:38:14 第2章 | Synchronicité | シンクロニシティ |
00:46:43 第3章 | Liberté | 自由 |
00:56:18 第4章 | Égalité | 平等 |
01:00:55 第5章 | Fraternité | 友愛 |
01:27:08 第6章 | Sororité | 女性の連帯 シスターフッド |
01:34:42 第7章 | Sportivité | スポーツマンシップ |
01:55:15 第8章 | Festivité | お祭り騒ぎ |
02:39:09 第9章 | Obscurité | 暗闇 |
02:48:05 第10章 | Solidarité | 団結 |
03:08:21 第11章 | Solennité | 厳粛 |
03:48:15 第12章 | Éternité | 永遠 |
各章の地理的な解説
まずは全体地図
私たちがパリに行ったのはオリンピック前ですが、開会式のルートに近いところを巡っていたので写真があるスポットは写真を載せます。解説のため動画のキャプチャーを使用しています。(※注)
第1章:Enchanté/はじめまして
第2章:Synchronicité/シンクロニシティ
シテ島はノートルダム大聖堂、オテル・デュー、コンシェルジュリーなどが登場する見どころ満載のスポットです。ここからさらに聖火の人が大活躍するので全部見ていきましょう!
このメダルには、かつてエッフェル塔の一部だった金属片が再利用されたそう。エッフェル塔を改装するたびにちょっとずつ金属片を集めて保管していたのかも。デザインはLVMHのショーメ(宝飾ブランド)が担当。
ちなみにこの2章で流れている音楽は「Synchronicité – Victor le Masne」パリ大会のオリジナル曲っぽいです。壮大だったり未来っぽかったり、めちゃくちゃかっこいい。
第3章:Liberté/自由
文字通り大炎上したコンシェルジュリー。前知識なしでパリ旅行していたので、まさか目の前を何度も通っているとは思いもしませんでした。帰国後、開会式をみてびっくり!!シテ島のサント・シェペルの並びにあります。10世紀〜王宮だったものが14世紀に牢獄として使われ始めました。フランス革命で多くの貴族が投獄されていた場所。そして、開会式の映像に出てくる赤いドレスの女性はマリーアントワネットの亡霊と言われています。
第4章:Égalité/平等
ポンデザール橋(Pont des Arts)の両端から、アヤ・ナカムラと親衛隊のコラボ。ナカムラさんのお名前は芸名だそうです。世界中で60億回再生するほど大人気の歌手とフランス共和国親衛隊、教育センターと文化センターという場所。
第5章:Fraternité/友愛
5章も、てんこ盛り!いよいよ、ルーブル美術館、オルセー美術館の登場です。
第6章:Sororité/女性の連帯
パリを歩いていると街中のいたるところで彫像が目に入ってくるのですが、その数なんと300体以上![注] しかし、そのうち女性の像は約14%しかありません。実はこのパリ2024大会は史上初の男女同数だったんだそうです。初・・・だったんですね。ということで、第6章はフランスの歴史を変えた女性の代表10名の活動家の彫像が登場しました。(映像ではたぶん9体しか出てこないですが、実際は10体あるそうです。)
- Olympe DE GOUGES(1748-1793)女性の権利宣言を発表し処刑された劇作家、俳優。
- Alice MILLIAT(1884-1957)国際女子スポーツ連盟を創設。パリで第1回女子五輪を開催。
- Gisèle HALIMI(1927-2020)フランスで活躍したフェミニスト活動家、弁護士。
- Simone DE BEAUVOIR(1908-1986)「第二の性」刊行、女性解放運動を牽引した哲学者。
- Paulette NARDAL(1986-1985)「黒人世界評論」刊行、ネグリチュード運動を牽引した作家。
- Jeanne BARRET(1740-1807)世界一周航海をした最初の女性。
- Christine DE PIZAN(1364-1431?)フランス文学最初の女性職業文筆家。
- Louise MICHEL(1830-1905)世界初の労働自治政権「パリ・コミューン」に参加。教師。
- Alice GUY(1873-1968)初の女性映画監督。フランスとアメリカで1000本以上の作品。
- Simone VEIL(1927-2017)女性初の欧州議会議長。ホロコースト生存者。
第7章:Sportivité/スポーツマンシップ
第8章:Festivité/お祭り騒ぎ
キャプチャー画像のこれだけではまったく足りてない、それほどの情報量がドンドン流れてくるので映像でチェックください。
第9章:Obscurité/暗闇
第10章:Solidarité/団結
開会式スタート地点の「オステルリッツ橋」からエッフェル塔まで6km強ある長距離をわずか12分(通常の船バスでも40-45分かかる距離)という超高速移動する、まるで幽霊のようなメタル馬『ゼウス』[注]に乗ったメタル騎士!本当にかっこいい〜
このメタル女性騎士が、「ジャンヌダルクの亡霊なのではないか?!」と話題に。実は後日、セーヌ川の女神だという見解が出たのですが、リアルタイムで見ていた時は「ジャンヌダルクがセーヌ川を渡ってパリに、ついに・・・」と、感銘を受けていた人がネット上にたくさんいました。しまくま🐻もジャンヌダルク説に一票!
第11章:Solennité/厳粛
エッフェル塔のポテンシャルに圧倒されました。それはもう、シン・ゴジラの背中でした。
第12章:Éternité/永遠
プレイリスト
Spotifyで有志による開会式のプレイリストが共有されていたので掲載します!このプレイリスト自体がほぼ曲順になっていますが、よりリアルな曲順と動画位置はYoutubeのコメント欄の上位に詳しく書かれていたのでそちらをご参照ください。
脚注
I don’t know when the official full-length video will be made un-public, so I have capture images for explanation of the story. If you have any problems, please let me know to delete it. Please note that this page is a free article with no ads.
メタル馬「Zeus」の現在
この高速メタル馬『ゼウス』は、現在、ヴェルサイユ宮殿にいるそうです。馬術競技の舞台だったとこですね。ゼウスの展示期間は、当初11月24日までとのことでしたが、公式サイトを見ると2025年1月初旬まで延期されたんですかね??ヴェルサイユ宮殿の公式サイトを見てみてください。
🇫🇷 Zeus sous la neige au château de Versailles
— Château de Versailles (@CVersailles) November 21, 2024
🌍 Zeus under the snow at the Palace of Versailles pic.twitter.com/XPtjzXs6ih
ヴェルサイユ宮殿公式サイト↓
ノートルダム大聖堂の再開について
「ノートルダム大聖堂展」の補足
さきほど第2章でお伝えしたノートルダム大聖堂の足場に掲げられたこの横断幕、についての補足です。
この横断幕に写るのは、修復工事の職人たち(左から大工、石工、足場工、修復家)です。ほかにも、考古学者、建築家、木工、クレーン操縦士、科学者、3Dアーティスト、彫刻家、ステンドグラス職人、銅細工師、パイプオルガン調教師、そして消防士と警察官などほんとうにたくさんの人たちがノートルダム大聖堂の修復工事に携わっている様子が、2024年12月現在「ノートルダム大聖堂展」で、VRと大型パネルと模型などで展示されています。日本科学未来館で開催中なので、ぜひぜひパリに行く前に予習として足を運んでみてください!!!超オススメです。
アップデート情報
- 2024/12/03 初回更新