海外旅行中のトラブルシューティング
旅先(ヨーロッパ)で電波がない、もしくはiPhoneが盗難紛失で手元にないとき、ある程度の情報をアナログで持っておくと安心なのでまとめ、オフラインでも使える自分専用ガイドを作ります。
今回は、海外旅行中の緊急事態への対策、いわゆるトラブルシューティングです。
自分が実際にヨーロッパ旅行へ持っていった「旅のしおり」用にまとめたトラブルシューティングを巻末に用意しました。使えるかわからないけどダウンロードフリーです!
デバイスの盗難・紛失・故障
まず大前提として、
- 各デバイスのシリアルナンバー、IMEI(端末識別番号)が必要なのでメモっておく。
- iPhoneの「探す」機能が有効。
- 家族のデバイスや別のデバイスが使える状況。→古いiPhone予備に持ってく?
- 人目につくところに出しておかない。ストラップを外さない。歩きスマホしない。
ポケットに入れるところを見られたらポケットからスラれるのでストラップが重要。
iPhoneを紛失した場合の手順
- 家族のデバイスで「https://www.icloud.com/find/」にアクセスし、該当iPhoneの「紛失モード」を有効にする
- Apple ID(https://appleid.apple.com)で支払いカード情報を削除する
- ケータイ会社に連絡して回線を止める
⚠️以下、どうしてもiPhoneが出てこない場合(盗難にあった場合)
- Apple IDのパスワードを変更する
- AppleCare+ 盗難・紛失プランで請求する(旅行先でも4日程度で交換機を手配してもらえる)
- 警察に届け出る(※シリアルナンバー、IMEI=端末識別番号が必要)
- 保険会社に連絡する
- 補償請求完了後(*)の最終手段:「このデバイスを消去」を選択し、iPhoneの中身をリモートで全消去する
*補償請求が承認されるまでは「探す」や Apple ID からデバイスを削除しないでください。
※iOS17.3からの「盗難デバイス保護」
こちらの記事を参照。
iPhoneが手元から離れた時にWatch通知
こちらの記事を参照。
iPhoneが故障した場合
即日修理対応してもらえる可能性があるので、アップルストアに行く
Apple Watchを紛失した場合の手順
- iPhoneから「探す」アプリでWatchを選択、「紛失モード(紛失としてマーク)」を有効にする
- Apple ID(https://appleid.apple.com)で支払いカード情報を削除する
⚠️以下、どうしてもWatchが出てこない場合(盗難にあった場合)
- Apple IDのパスワードを変更する
- 警察に届け出る(※シリアルナンバーが必要)
- 保険会社に連絡する
- 最終手段:リモートで「このデバイスを消去」をする
クレジットカード盗難・紛失への対処手順
まず大前提として、
- 公共交通に乗る時はWatchのエクスプレスカードか交通系ICを使ってクレカを出さない。
- クレカの使用履歴の通知設定をONにしておく。
- 人目につくところに出しておかない。財布のストラップを外さない。
- 使うカードと予備のカードを別の場所にしまっておく。
- RFID(アルミのシールド)に挟んでおく。
- クレジットカード会社に連絡する
- その時、必要であれば緊急カードの発行を依頼する(1~2日でホテルへ届く)
- 現地の警察に届け出て遺失届出証明書をもらう
パスポートの盗難・紛失への対処手順
まず大前提として、
- 洋服のもっとも奥深くやウェストポーチの秘密ポケットなどにしまっておく。
- RFID(アルミのシールド)に挟んでおく。
- 6カ月以内に撮影された、タテ45mm×ヨコ35mmサイズの写真2枚。
- 免許証、保険証、マイナンバーカードのいずれかを持っておく。
- 現地の警察で「ポリスレポート(紛失・盗難の届出証明書)」を発行してもらう
- 日本大使館や総領事館(在外公館)でパスポート失効手続きをする
- 同時に、「帰国のための渡航書発行」の手続きをする
海外で病気になった場合
- 保険会社に連絡する
(日本語で医師に相談できる電話サポートや付き添い、病院紹介などがある) - ホテルのフロントに聞く
(大きいホテルは医務室や看護師がいるケースもある) - パスポート、クレカ、保険の証明書を持って病院へ行く
交通機関のトラブルが発生した場合
大前提
外務省の安全情報は必ず取得できるようにしてください。外務省の「たびレジ」に登録 するとメールやLINEで最新の海外安全情報が届きます。
イギリス
イギリス滞在中に知人宅のある郊外に出ますが、それ以外は概ね市内で済むのであまり心配はありません。唯一、フランスへいく「ユーロスター」がどうなるか?・・・つい先日(2023年の年末)トンネル冠水で運休のニュースが出たばかり。公式サイトによると、振替えか返金の手続きができるようです。
フランス
RATPのストで2024年2月〜9月までの長期間運休の可能性が報道されたようです。そうなった場合、シャルル・ド・ゴール空港までのロワシーバスも減便か運休になるかもしれません。その場合、送迎を手配する必要があります。
ドイツ
移動はレンタカーを予定しているので、ここでは特に心配がありません。が、念のため、ミュンヘンからフランクフルトへの公共交通での行き方を調べておきます。
フリー配布!
実際に、「旅のしおり」を作って、このページを入れました。トラブルシューティングのページだけ抽出したデータをフリー配布します。使ってるケータイ、クレジットカードの銘柄、目的地の大使館はそれぞれご自身のものに置き換えていただけるよう空欄バージョンもあります。
フリーダウンロード
フリーダウンロード(自由記入用)
より詳しいトラブルシューティング
ここには書ききれないトラブルシューティングはガイドブックにも書いてあるので、ぜひガイドブックをご用意ください。
例えばロンドンに関しては、「地球の歩き方」が私たちしまくま夫婦(🐻🐼)にはベストでした!トラブル事例、連絡先一覧、日本語で相談できるロンドン市内の病院リストなど、本当に必要な情報が余すところなく書かれています。
アップデート情報
- 2024/10/31 配布データのうち、PDFデータを廃止し画像化しました。
- 2024/11/06 外務省の安全情報ページ のリンクを貼りました。
- 2024/11/07 ガイドブックを追加しました。